医療脱毛と言えば、レーザー脱毛が一般的です。

一般的な脱毛サロンの機器と異なり、医療用の機器を使用することから、脱毛効果が高いことで、人気がありますが、レーザーを照射することによって、肌にトラブルを引き起こす可能性があることをご存じない方も多くいらっしゃいます。

レーザー脱毛でレーザーを照射することで、メラニン色素やバルジと呼ばれる、毛の再生組織を反応させ、脱毛効果を発揮します。
レーザーの照射レベルは、肌の状態や、毛の太さなどによって、医師の判断の下、調整され、照射されますが、照射レベルが強すぎた場合や、照射後の紫外線対策を怠った場合は、火傷やしみといったトラブルがおこりやすくなります。

適切なレベルを超えた照射を受けたケースでは、火傷のような症状が出た後、当該箇所が、色素沈着をおこしてしまったというケースもあります。
火傷状態になってしまった肌は、火傷した箇所の色素が沈着しやすくなるため、早期に治療を開始することが必要です。

こういったトラブルは、レーザー脱毛の施術経験が少ない医師や、技術力の低い医師が施術を行うことで、おこることがあるため、施術例が多いクリニックで、施術される方が良いでしょう。

クリニックでのレーザー脱毛の施術の流れ

クリニックで、レーザー脱毛を施術される場合の大まかな流れは、以下の通りです。

まず、脱毛を希望する箇所や、内服薬の有無の確認、レーザー脱毛の仕組みの説明といったカウンセリングを行います。

その後、照射予定の箇所の剃毛を行います。剃毛は、あらかじめ行う場合もあります。ほくろやシミなどの、色素が強い場所を避けて、脱毛箇所に合わせたレベルのレーザーを、実際に照射していきます。

レーザー脱毛に使用する器具は、照射範囲が狭いこともあり、レーザーの使用時は、少しずつ、ずらしながら、照射します。
そのため、レーザーの痛みが強い場合には、レベルを下げて、照射をしたり、中止を行うこともあります。照射がすべて終わると、アイスパックなどを使って、照射部分を冷やします。

レーザー脱毛は、アイシングをした後、肌に異常がおこっていないことを、医師が確認して、終了です。

医療レーザー脱毛では、医師免許を持った医師の診察を受けることが必要となるため、的確な診断ができる医師の下で、施術を行うと、肌トラブルを防ぐことができます。

クリニックでは、肌トラブルがおこった場合、すぐに医師の診察を受けることができる点で、安心です。