多くの脱毛サロンやクリニックでは、生理中の脱毛の施術を断っています。

せっかく施術のために数カ月前から予約したのに、生理の為だけに施術ができないというのはもったいないと感じるかもしれません。

しかし、生理期間中というのは、ホルモンバランスがいつもとは異なる状態です。生理周期のように、毛にも生え変わりの周期があります。
予約した日に生理になってしまったら、VIOの場合は施術を断られてしまいます。出血していることだけでなく、痛みを強く感じてしまったり、肌トラブルのリスクが高くなるためです。

腕や脚なら生理中でも施術できるのではないかと考えるかもしれませんが、生理中はホルモンバランスが崩れていて、施術をしても効果が半減してしまいます。

まったく効果がないというわけではありませんが、せっかく脱毛するのなら効果のある時期に行った方が、最終的に少ない回数で施術を受けることができます。予約した日に急に生理がきてしまったら、電話などでキャンセルの連絡をするようにしましょう。
リスクを避け、安全に脱毛するために必要なことです。

当日の連絡についてはキャンセル料がかかってしまうというところも、生理であれば免除してくれる場合もあります。

なぜ脱毛サロンは生理中のムダ毛処理を禁止しているの？

脱毛サロンに行くと、生理中のムダ毛処理を禁止してほしいという説明を受けます。

施術だけでなく、自分で行う処理もやってはいけないということです。
その理由は、施術と同様にホルモンバランスが関係しています。自分ではいつもと同じだと思っていても、お肌はデリケートな状態になっています。カミソリで剃っているとき、ムダ毛を剃っているつもりでも、肌表面の角質も一緒に剃り落しています。
ワックスなどもお肌を引っ張る刺激が強く、いつもより痛みを感じてしまったり、赤みが出るなどの肌トラブルにつながる可能性があります。

お肌が弱い状態でのムダ毛処理によってダメージを受けたお肌は、乾燥や黒ずみといった他のトラブルを招いてしまいます。
黒ずみが強いお肌も、乾燥しているお肌も、脱毛の施術には向いていません。せっかく施術を受けに行ったのに、お肌の状態によっては施術を断られてしまうこともあります。

脱毛サロンでは、施術をスムーズに進めるためにも生理中のムダ毛処理を禁止しています。

きちんとした理由があってのことなので、言わなければばれないと考えてムダ毛処理をするのではなく、守るようにしましょう。